韓国プロバスケを観に行く

映画を観る前は何をしていたかというと、初めてのプロバスケットボール観戦に行っていたのである。
個人的には大阪エヴェッサを応援してはいるものの、実は日本のbjリーグは観に行ったことがない。というか、バスケットボール自体、お金を払って観に行ったことがない。
オフシーズンもダラダラと野球ネタをやっている日本と違い、韓国では野球・サッカーとバスケットボール・バレーボールとがほぼ完全に棲み分けている。今の時期のスポーツニュースのトップはおおむねバスケ、ついでバレーといった感じになる。そこで一つ、この休みの間に観に行ってみようかと思い立ったのである。
今日の試合スケジュールをKBL公式サイトで確認してみると、、行ける範囲でやっていたのは次の2試合であった。

  • ソウルSKナイツ vs 仁川電子ランドブラックスライマー (蚕室体育館)
  • 安養KT&Gカイツ vs 原州東部プロミ (安養体育館)

特にどこを観たいと思っていたわけではなかったが、どうせ観るなら下位同士の試合よりも、快調に首位を走る原州東部プロミを観てみたい。原州と言えば、昨年のbj-KBL チャンピオンシップゲームズ大阪エヴェッサを破っている。
というわけで、安養に行くことに決めた。
安養市はソウルの郊外に位置し、アクセスとしてはソウル市内の感覚で行ける。会場の体育館のある安養市総合運動場の最寄り駅は地下鉄4号線の범계駅なのであるが、ここの記事にあるとおり、地下鉄1号線の安養駅からもアクセスできるし、ソウル南部(永登浦・江南)の主要駅からもいろいろバスが出ている*1。各方面からのバスに乗った場合は、「総合運動場正門前」で降りると目の前が体育館である。すぐ横には上の記事にあるアイスリンクが、奥にはかつての安養LGチーターズ*2の本拠地となっていたスタジアムがある。
入場料は一般席で8000ウォン。映画代と同じ金額である。これくらいだったら日本でももっと有料入場者が増えると思うのだが、なかなかそうもいかないのだろう。






目当ての首位・原州東部プロミは、前半のビハインドを取り戻せず、らしくない内容で完敗してしまったので、そこはちょっとがっかりだった。
ただ、スタンドの入りこそ6割弱、まったく当てにならない目算で2000人後半から3000人程度の観客だったと思うのだが、ホームの安養KT&Gカイツが快勝したこともあり、スタンドは大いに盛り上がっていた。
いろいろ問題はあるとは思うが、韓国のプロバスケはどうやら冬のスポーツとして定着していっているようである。この試合を含めてほとんどの試合が、ケーブルを含めたテレビ中継のスケジュールに載っている。

それに引き換え、ただでさえ立ち遅れた状況にある日本のバスケットボールは、bjリーグJBLとが分立・対立したままである。これ、どうにか打開できないものか。bjリーグももう4年目ですよ…。

*1:ちなみに安養市内のマウルバスでもT-Moneyは使用可能なので、小銭の心配は要らない。

*2:現在は移転してFCソウル。