【済州の風景】沙羅峰公園・その2:1970年代の痕跡
こちらの続きです。
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前回見た金萬徳の塔を含めた記念塔群については、現地に4か国語の説明板がありますので、詳しくはそちらを確認してみてください。
現物はこんな感じです。朴正煕大統領の揮毫を含め、あふれ出る1970年代感を堪能できるでしょう。
さて、1977年頃に一気に整備されたと思しきこの塔周辺のエリア。
そこそこ木の植わった公園空間になっていますが、そこに植えられている木のうち、かなりのものに、こうした石碑が添えられています。
こういう公式的で真面目なものもありますが、それ以上に目につくのが新婚紀念に、というもの。このあたりが整備された1977年頃からせいぜい1980年代までの間、済州島を新婚旅行先に選び、ここで記念植樹したカップルがけっこういたみたいです。スペースの関係か流行りの関係か、1990年代以降のものは見かけませんでした。
こんな感じの新婚カップルだったんでしょうかね…。
さて、隣接する済州国立博物館は開館してはいるものの、改装工事中で大した展示を見ることもできませんし、山間の草地でのんびりしているお馬さんを横目に見ながら、次の場所に移動するとしましょう。