タクシー会社による墓参り代行サービス

「なんか似たような記事を読んだ気がする」と思ったら、同じ会社が全国でやってたんですね。タクシー会社が、というのは、送迎などでお年寄りと接点のある業種だから、ということなんでしょう。

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お墓参りは、そこに行くこともさることながら、清掃やら何やらが重要かつ大変なことです。せめてお墓を綺麗にしてもらえれば、嬉しいでしょうし、このサービスの需要はきっとそれなりにあるでしょう。

墓参り代行致します　北九州のタクシーがサービス開始　「心を込め」墓石磨き合掌
毎日新聞2020年8月13日 20時35分(最終更新 8月14日 00時17分)

お墓参りサポートタクシーの代行サービスで墓に水をかけるタクシーの乗務員＝北九州市門司区で2020年8月13日午前11時35分、矢頭智剛撮影
　新型コロナウイルスの感染拡大でお盆の帰省を自粛する動きも出ている中、タクシー会社「第一交通産業」（北九州市）が7月に始めた墓参り代行サービス「お墓参りサポートタクシー」の利用が広がっている。九州だけでなく、埼玉県在住者が宮城県の墓参りを依頼するなど関東や関西でも問い合わせが増え、これまでに45件の依頼があった。

お墓参りサポートタクシーの代行サービスで墓の掃除をするタクシーの乗務員＝北九州市門司区で2020年8月13日午前11時28分、矢頭智剛撮影
　同社の営業所がある全国34都道府県でタクシー乗務員が依頼を受けた墓を掃除し、線香を供えて先祖を供養。依頼者には清掃前後の写真を送る他、オプションで花を供えるなど希望にも応えている。料金は営業所と墓との往復のタクシー代に加え、基本の墓参り代が5000円。
　同社門司営業所（北九州市門司区）では13日、「高齢で山の上にあるお墓に4年行っていない」という人から依頼を受けた乗務員の中島美穂さん（50）が墓参りを代行。「心を込めて代わりを務めたい」として墓周辺の雑草などを片付け、墓石も磨いて手を合わせていた。【浅野翔太郎】
https://mainichi.jp/articles/20200813/k00/00m/040/154000c

2020/8/28 05:30神戸新聞NEXT
墓参り代行じわり増加　新型コロナ禍で帰省自粛続く

名古山霊園で墓参りを代行するタクシー乗務員の武藤和彦さん＝姫路市名古山町
　新型コロナウイルスの再拡大で夏の帰省を自粛する動きが広がる中、墓の掃除やお参りの代行サービスが注目を集めている。特に病気や高齢により体力が低下した利用者に好評で、兵庫県姫路市内の代行業者には県内外からの依頼が増えつつある。秋のお彼岸シーズンに向け、代行業者はさらなる需要を見込む。（地道優樹）
　お盆明けの２２日、名古山霊苑（同市名古山町）に１台のタクシーが停車した。車から降りたのは乗務員の武藤和彦さん（５４）のみで、墓石の前で脱帽して白い手袋を脱ぐ。雑巾で水拭きしてから花と線香を供え、静かに手を合わせた。
　北九州市のタクシー大手「第一交通産業」が、７月から全国３４都道府県で始めた代行サービス。依頼主に代わって乗務員が墓参りし、報告用の写真も撮影する。５千円に、最寄りの事業所から墓地までの片道運賃を加えた額で利用できる。
　姫路市の事業所でも受け付けを開始し、お盆参りができなかった神戸市在住者から依頼があった。お彼岸シーズンの利用の問い合わせも既に来ている。全国では高齢者を中心に、８月下旬までに約８０件の申し込みが寄せられているという。
　同様のサービスを数年前から続けるライフプランサポーターズ（姫路市辻井）にも、８月に関東圏などから新規依頼が３件あった。個人で墓掃除やお参りを代行している同市の飯塚和昭さん（５７）の元にも新規が４件あった。「全て東京か名古屋の在住者。県境を越えて感染源になる恐れが、利用の理由では」とみる。
　名古山霊苑でお供え用の花を販売する「喫茶・お花　蓮（れん）」は緊急事態宣言解除後の６月に営業を再開したが、花の売り上げは例年の８割程度。毎年２００束以上が売れるお盆シーズンの８月も、今年は２５日時点で１６０束だ。
　同霊苑管理事務所によると、親族が集まるのを避け、納骨を延期するケースも出ている。担当者は「四十九日の後に予定していた納骨を、１周忌や３周忌の後にしたいという問い合わせが複数寄せられている」としている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/202008/0013641002.shtml