KTX全区間が通勤通学区間に?

もちろん「ソウル‐釜山間の通勤」なんてのはニュースになるくらいに変わったことでしょうが、大田‐ソウル間で約1時間、大田‐東大邱間や東大邱‐釜山間が45分前後となれば、それぞれ充分に通勤通学圏になり得るでしょう。名古屋圏から京都に新幹線通学する大学生の話はしばしば耳にしますが、それと似たような感じでしょうか。

【KTX 京釜高速線】時刻表(ソウル−大田−東大邱−釜山)


記事入力 : 2011/01/16 10:31:46
KTX:ソウル−釜山間の「遠距離通勤者」が登場
「ソウル(光明駅を含む)−釜山間の定期券購入者4人、ソウル−東大邱間の定期券購入者10人」

 韓国高速鉄道KTX)の定期券を購入した約5700人について分析した結果、300−400キロの区間を往復する人が少なくないことが分かった。昨年11月、KTX京釜線の第2期区間(東大邱−釜山)が開通して以降、所要時間が大幅に短縮されたため、往復数百キロの遠距離通勤を厭わない人たちが出てきたというわけだ。

 遠距離通勤者とは通常、通勤に1時間30分以上かかる人たちを指す。ソウル−釜山間は片道2時間18分(ノンストップ列車は2時間9分)、ソウル−東大邱間は同じく1時間44分かかる。

 韓国鉄道公社の関係者は、「ソウル−釜山間の定期券を購入した人たちは、1週間に3−4回、ソウル−釜山間を往復する会社経営者や個人事業者が多いようだ。KTXの1カ月定期券を購入すれば、50%の割引を受けられるが、座席を指定せず、空席に座ることができるのは平日に限られる。

 一方、ソウル−大田間の定期券を購入した乗客は685人、ソウル−五松間の定期券を購入した乗客は80人に上ることが分かった。これについて鉄道公社は、「大田や天安牙山からの定期券を購入した乗客はほとんどが会社員や学生だ。大田に住む人で、夫は釜山へ、妻はソウルへ通勤するという人もいる」と話した。

キム・ミンチョル記者

http://www.chosunonline.com/news/20110116000007

もっとも、この話は京釜高速線沿線に限った話で、全羅道や江原道あたりの大部分には現状ではまだまだ縁のないことではあります。