仁川歩きのことはおおむね書いたので、次の日、帰りがけの駄賃でソウル顕忠院に行った時のことでも。
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最寄りはもちろん、銅雀駅です。4号線に乗って、9号線との乗り換え口ではない改札を出たところにコインロッカーがありますので、まずそこに荷物をぶち込んで身軽になります。こちら側からだと、地上に出て川を渡って顕忠院に向かうことになります。
さて、とりあえずは、まだ見てない新築物件を、見に行きますかね。
最初はアクセスに戸惑うかもしれませんが、まずは忠魂堂・奉安式場の建物を目標にすればいいです。
その後、その脇にある将軍第3墓域のさらに脇に、そこにアクセスするためだけに新設された階段付きの坂道を探します。
もうちょっとです。
はい、到着。このルート以外では、丘の上のこの場所にアクセスすることはできません。
うん、なかなかいい場所ですね。墓所のたたずまいも堂々としたものです。
道路脇の狭小地を切り開くように設けられた金大中大統領墓所よりも、環境面はずいぶん上だと思います。両者の関係からして、それがイイコトかどうかは、やや微妙な気がしますが…。
まあでも、そういったことも含んだうえで、どちらかといえば「金泳三大統領らしいお墓」だと思います。
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ただなあ、こうなってくると、大田顕忠院の国家元首墓域の「格落ち感」がさらに進行することになるんよなあ…。崔圭夏大統領が寂しい思いをしてますよ。
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尹潽善・廬武鉉の両大統領は国立墓地に墓所を設けていませんし、朴槿恵大統領が両親をソウル顕忠院に残して大田に行くはずもないでしょう。となると、注目されるのはやはり、全斗煥・盧泰愚の両大統領、そして李明博前大統領のお三方ということになります。
個人的な予想として、大田の国家元首墓域が「活用」される可能性はそんなにないと思うのですが、さてどうなる(どうする)のでしょうか。
追記:『新東亜』2016年2月号のこの記事は、上記のことに関連して興味深い内容です。少々長いですが読み甲斐があります。