ソウル・龍山基地、一般人の見学可能に

「ほう」と思いましたが、今のところ、見学ツアーに申し込める一般人は「8歳以上の大韓民国国民」なんですね。私が見れるようになるのはまだ当分先でしょうか。

japanese.donga.com
japan.hani.co.kr
www.youtube.com

114年ぶりに開かれた「禁断の地」龍山基地
記事入力 2018-11-02 17:47 | 記事修正 2018-11-05 16:13:29

ソウル市の中心部である梨泰院・三角地・龍山にわたって位置する総348万平方メートル(約105万坪)の駐韓米軍龍山基地。鉄条網で囲まれた灰色の塀の入口を抜けて芝生をしばらく歩けば、年月を経た「老兵」のような感じの赤いレンガ塀と向き合う。 1909年に完工し、刑務所に使用された後、光復後に梨泰院陸軍刑務所として使用された国内唯一の日本軍監獄である「衛戍監獄」ある。監獄の塀には6・25戦争当時の銃弾の跡など、多くの部分が100年前の歳月の風波をいまだに生々しく伝える。「日帝(日本帝国)」に接収された後は114年のあいだ、一般人は踏み入れることのできなかった「禁断の地」龍山米軍基地にはこのように日帝の傷痕を秘めた生硬な姿が多い。

1904年、日帝日露戦争を起点に龍山一帯の1000万平方メートルを軍用地として接収し、1910年の韓日併合で日本軍が実配備された後は、ソウルのど真ん中のこの地は私たち国民にとって隔離された土地となった。 1945年に光復を迎えたが、その年の9月に米軍兵力が仁川に上陸した後、龍山基地に進駐し、1952年にわが国の政府は竜山基地を米軍に正式に供与した。以後は2003年5月に韓・米の首脳が龍山基地の平沢移転に合意するまで米軍が駐留している。

このような龍山基地に来月から一般市民を対象に、事前申込者に限って基地内のバスツアーが実施される。

国土交通部とソウル市は、龍山米軍基地内の主要な場所をバスで見学できる「龍山基地バスツアー」を2日から今年の末までに6回催行すると明らかにした。まず12月は2回に限って催行されるが、今後は米軍と協議して、毎週1回のバスツアーを増やしていく計画だ。これを通じて市民が、龍山国家公園の造成に対して共感を形成できるようにする方針だ。申請対象は8歳以上の大韓民国国民で、未成年者は保護者と一緒に申請することができる。参加申し込みは龍山文化院のホームページを通じて、インターネット受付などで進行する。

バスツアーは漢江路洞住民センターで集結し、米軍基地第14番ゲートから始まる。続いてサウスポスト(SP)バンカー、総督官邸から衛戍監獄、韓米連合司令部、在韓米合同軍事業務支援団、兵器廠、ドラゴンヒルホテルなどを回る。

2日に行われた第1次ツアーには金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通部長官、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長などの政府関係者、パク・スンヂャ国会国土委員会委員長、専門家、市民などが参加した。特にこの日のツアーは「龍山開発」をめぐって意見の相違を見せたキム長官とパク市長が一堂に介して関心を集めた。

キム・ヒョンミ長官は「龍山基地が114年ぶりに国民の懐に戻って来た」とし、「龍山公園は日常と平和の象徴として、大韓民国最初の国立公園として生まれ変わるだろう」と強調した。パク・ウォンスン市長も「龍山基地は南山と漢江につながる完全な形の生態公園を造成し、将来の世代に教訓の場所として受け継がれなければならない」と述べた。二人は市場の一角で提起されている「龍山米軍公園賃貸住宅」にも「反対」の立場を明らかにした。パク市長は「龍山公園は基本的に民族的価値のある遺産であり、それにふさわしくなければならない」と強調した。

[ソン・ドンウ記者/チュ・ドンフン記者]

http://japan.mk.co.kr/view.php?type=M1&category=30600005&year=2018&idx=8790

114년만에 열린 `금단의 땅` 용산기지
내달부터 일반인 대상 버스투어
SP벙커·총독관저터·위수감옥…
닫혀있던 역사 공간들 공개돼
손동우, 추동훈 기자 입력 : 2018.11.02 17:47:03 수정 : 2018.11.03 11:25:45

f:id:bluetears_osaka:20181102200809j:plain

서울시 한복판인 이태원·삼각지·용산로에 걸쳐 자리 잡은 총 348만㎡(약 105만평)의 주한미군 용산기지. 철조망을 두른 회색 담장 입구를 넘어서 잔디밭을 잠시 걷노라면 세월에 지친 `노병` 같은 느낌의 적벽돌 담장과 마주한다. 1909년 완공돼 감옥으로 사용되다가 광복 이후 이태원 육군형무소로 사용된 국내 유일의 일본군 감옥인 `위수감옥`이다. 감옥 담장엔 6·25전쟁 당시 총탄 흔적 등 많은 부분이 100년도 넘은 세월의 풍파를 아직도 생생히 전해준다. 일제에 강제수용된 뒤 114년간 일반인이 닿을 수 없던 `금단의 땅` 용산 미군기지엔 이처럼 일제의 상흔을 간직한 생경한 모습이 많다.

1904년 일제가 러일전쟁을 기점으로 용산 일대 1000만㎡를 군용지로 강제수용하고, 1910년 경술국치로 일본군이 실제 배치된 이후 서울 한복판의 이 땅은 우리 국민에겐 격리된 땅이었다. 1945년 광복을 맞았지만 그해 9월 미군 병력이 인천으로 상륙한 후 용산기지에 진주했고 1952년 우리 정부는 용산기지를 미군에 정식으로 공여했다. 이후 2003년 5월 한미 정상이 용산기지의 평택 이전을 합의할 때까지 미군이 주둔했다. 이런 용산기지에 다음달부터 일반시민을 대상으로 사전 신청자에 한해 기지 내 버스투어가 실시된다. 국토교통부와 서울시는 용산 미군기지 내 주요 장소를 버스로 둘러볼 수 있는 `용산기지 버스투어`를 2일부터 올해 말까지 6차례 진행한다고 밝혔다. 우선 12월엔 2회로 한정해 진행하지만 향후 미군과 협의해 매주 1회로 버스투어를 늘려갈 계획이다. 이를 통해 시민들이 용산 국가공원의 조성 방향에 대해 공감대를 형성토록 한다는 방침이다. 신청 대상은 8세 이상 대한민국 국민으로, 미성년자는 보호자와 함께 신청할 수 있다. 참가신청은 용산문화원 홈페이지를 통해 인터넷 접수 등으로 진행한다.

버스투어는 한강로동주민센터에서 집결해 미군기지 14번 게이트에서 시작한다. 이어 사우스포스트(SP) 벙커, 총독관저 터, 위수감옥, 한미연합사령부, 주한미합동 군사업무지원단, 병기지창, 남단, 드래곤힐호텔 등을 둘러본다.

2일 진행한 1차 투어엔 김현미 국토교통부 장관, 박원순 서울시장 등 정부 관계자, 박순자 국회 국토위원회 위원장, 전문가, 시민 등이 참석했다. 특히 이날 투어엔 `용산 통개발`을 놓고 의견 차이를 보였던 김 장관과 박 시장이 한자리에 모여 관심을 끌었다.

김현미 장관은 "용산기지가 114년 만에 국민의 품으로 돌아오게 됐다"며 "용산공원은 일상과 평화의 상징으로, 대한민국 최초의 국가공원으로 다시 태어날 것"이라고 강조했다. 박원순 시장도 "용산기지는 남산과 한강으로 이어지는 온전한 형태의 생태공원을 조성해 미래 세대에게 교훈의 장소로 물려줘야 한다"고 밝혔다. 두 사람은 시장 일각에서 제기되는 `용산 미군공원 임대주택`에 대해서도 `반대` 입장을 밝혔다. 박 시장은 "용산공원은 기본적으로 민족적 가치가 있는 유산이기 때문에 거기에 걸맞게 만들어야 한다"고 강조했다.

[손동우 기자 / 추동훈 기자]

http://news.mk.co.kr/newsRead.php?year=2018&no=687643

「企業主導型保育所」の休園:「全保育士が一斉退職」の意味

全体を通して読めば、問題があるのは経営者サイドなこと(そして取材者側もそういう問題意識を持っていること)はほとんど明らかなんですけど、その問題を示唆するのはぼやかした感じの「関係者」の証言であるのに対して、経営者側の「反論」を垂れ流している点が気になります。一斉退職した保育士側にも言い分があるのは確実ですから、その証言をちゃんと載せていない時点で、毎日新聞の取材がツッコミ不足なことは否めません。

元保育士側に取材を試みていないとは思えないので、もしかしたらいろいろ隠れた事情はあるのかもしれませんが、この記事に関する限り、少なくともアンバランスだとは言えるでしょう。

てか、だいたい、「企業が主導する」ってことは、(補助金を含めて)黒字にして利潤を確保することが究極的な目標になる、ってことやないですか?利益が出る間はやるけど、出なくなったら撤退する、というのが「企業の判断」というヤツでしょう。違いますか?

それを上回る「子供への愛情」が経営者にあったなら、保育士が一斉退職したくなるような職場環境を作ってこんな事態を招いたりはしてませんよ、きっと。

世田谷区 企業主導型保育所2園、全保育士7人が一斉退職
2018年11月3日

f:id:bluetears_osaka:20181105091359j:plain
休園した「こどもの杜上北沢駅前保育園」=東京都世田谷区で2018年11月2日午前10時26分、小野まなみ撮影

 東京都世田谷区にある保育所2園で7人の保育士全員が10月末に一斉に退職し、園児が転園を余儀なくされたり保護者が出勤できなくなったりしている。1園は休園し、もう1園は受け入れを続けるが、「保育の質」に不安を持つ声が出ている。

 一斉退職したのは、企業主導型保育所「こどもの杜(もり)」の上北沢駅前保育園(園児10人)の保育士5人と、下高井戸駅前保育園(同18人)の保育士2人。上北沢園は今月から休園。下高井戸園は今月から新たに保育士を確保し、上北沢園の2児を含む計20人を受け入れている。上北沢園の残りの8児の保護者は近隣園に問い合わせたり、世田谷区に相談したりしているが、待機児童が多く、受け入れ先は決まっていないとみられる。

 2園は絵本の読み聞かせができるというロボットを導入するなど特色ある保育をしていた。運営する会社の経営者の男性(47)によると、10月上旬に上北沢園の保育士全員から退職希望があり、保育士の派遣や他業者との提携を模索したが見通しが立たなかった。下高井戸園では31日、保育士から退職の意向を告げられたという。

 「保育士には給与の未払いがあったようで、これが一斉退職の要因の一つになった」と証言する関係者もいるが、男性は「給与は払っており、遅れたこともない。子どもの情報の引き継ぎもなく、愛情はなかったのかと悲しくなる」と反論する。

 この混乱でしわ寄せを受けているのが子どもたちだ。下高井戸園に通う子の母親は「安心できないので仕事を休んでいる」と憤る。いつもの保育士が見当たらないことで泣き出す子どももいたという。上北沢園から転園した子の父親は「待機児童が多い地域なので、簡単にほかの受け入れ先は見つからない。怒っても仕方がない」とため息をつく。

 厚生労働省から企業主導型保育事業の運営を委託され、助成金支給を担う公益財団法人「児童育成協会」(渋谷区)は「保育士が一斉に辞めることは通常は考えられず、利用者のことを考えると非常識」と話し、利用者に新たな受け入れ施設を案内するなどの対応に追われている。

 協会は下高井戸園の新しい保育士が有資格者かどうかを確認するため職員名簿の提出を求めているが、経営者は名簿の提供を拒み続けているという。園には栄養士はおらず、給食の献立をパソコンソフトで作成している。2日朝には経営者が自らスーパーで食材を購入していた。

 予定していたケチャップ煮用の赤身魚が店頭になく、経営者は白身魚を購入し、「煮物にする」と話した。記者が「大丈夫か」と問うと、「『大丈夫ですか』って僕も言いたい」と困惑気味に答えた。【小野まなみ、矢澤秀範】

企業主導型保育所

 主に企業が自社の従業員向けに設ける認可外の保育施設。待機児童対策として国が2016年度に創設した制度で、整備費や運営費は認可施設並みに助成される。今年3月末現在、全国に2597カ所あり、今年度末までにさらに増える見通しだ。一方で、認可施設に比べて保育士の配置などの基準が緩く、行政の目が届きにくいことから、保育の質の低下や安全管理への不安を懸念する声も根強い。

補助金持ち逃げビジネス」の温床に

 保育制度に詳しいジャーナリスト・猪熊弘子氏の話 児童育成協会の対応にも問題があるが、国が丸投げしているのがおかしい。企業主導型は自治体が把握できず、補助金目当てで簡単に参入できるため、制度設計自体に問題がある。一番被害を受けるのは子どもと保護者だ。制度を見直し自治体が関与できる仕組みを作らなければ、企業主導型は「補助金持ち逃げビジネス」の温床になってしまう。

https://mainichi.jp/articles/20181103/mog/00m/040/002000c

ガンバ大阪、敵地で浦和レッズを降して破竹の7連勝

どこと戦ってどこに勝っても、もちろん嬉しいのですが、「浦和レッズに敵地のさいたまで勝つ」というのは、その中でも格別です。

「(ダメダメすぎて)浦和にだけは負けたくない」時期も「(頂点目指して)浦和に勝たないと先に進めない」こともありましたしね。大阪ダービーよりも先に、いろんな意味で張り合ってきたライバルに、両者好調のこの流れの中、この内容で勝てたことは、叫びたくなるほど嬉しいです。

しかしまあこの試合、どのゴールも素晴らしいですね。このメンツ、このコンディションで、あと1シーズン、通して戦えたら…。

www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.youtube.com

17時間前
これが「本来のガンバ」だ! “自信”を取り戻し破竹の7連勝…J1残留も間近に

f:id:bluetears_osaka:20181103172906j:plain
アデミウソンらの得点で勝利し、7連勝を飾った [写真]=Getty Images

三島大輔 サッカーキング編集部

f:id:bluetears_osaka:20181104141554j:plain

 ガンバ大阪の勢いが止まらない。今節は敵地で浦和レッズを下し、約4年ぶりの7連勝を達成した。

 前半は槙野智章ら浦和守備陣の厳しいチェックに苦戦し、ファン・ウィジョ&アデミウソンの強力2トップは完全に封じ込まれていた。劣勢の展開が続く中、前半終了間際の43分に小野瀬康介の一振りで先制に成功。後半立ち上がりに一度は追いつかれるも、その2トップが前半の鬱憤を晴らすかのごとく62分、69分と立て続けに得点を挙げる。

 後半、中でも輝きを放ったのは倉田秋藤春廣輝の“秋春コンビ”だ。中盤2列目の倉田は変幻自在にポジションを変え、左サイドバックの藤春が果敢なオーバーラップで空いたスペースに飛び出していく。3点目のアデミウソンのゴールは藤春の攻め上がりから奪った形だった。

f:id:bluetears_osaka:20181103164554j:plain
[写真]=Getty Images

 宮本恒靖監督は、この浦和戦を「自分たちの力が試される試合」と位置付けていた。前半は苦戦を強いられたが、我慢するところはしっかりと我慢し、終わってみれば3-1で勝利。「本来のガンバはこうやって勝っていくチームだと思う。それが戻りつつあると思います」という小野瀬の言葉通り、今では完全に自信を取り戻し、持っている実力を遺憾なく発揮している。今季序盤戦はJ2降格圏が定位置だったものの、勝ち点を「42」まで伸ばし、暫定9位に浮上した。

「(J1残留は)まだ数字上だと分からないですし、一戦一戦ということも変わりません。トレーニングの質を上げ、試合中のプレーの質を上げることが勝利につながるということを、選手たちにはずっと言ってきました。今ちゃん(今野泰幸)の復帰などいろいろな要素もあり、また連勝することで選手に自信が戻ってきて、いい流れになっていると思います(宮本監督)」

 今後に向けては「残り3試合全て勝つつもりでやります。できるだけ勝ち点を積み上げて、終わりたい」と意気込んだ。連勝の原動力となっている今野も「残留を完璧に決めたいですね。完璧にホッとしたい」と予断を許していない。8連勝、そして最大のミッションであるJ1残留“確定”に向け、宮本ガンバは突き進んでいく。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20181103/857367.html

良心的兵役拒否に対する大法院判決に対する朝鮮日報の評価

まあ、「朝鮮日報の報道」という観点からは、そんなに意外性のない記事の並びになります。

記事入力 : 2018/11/02 10:31
徴兵:宗教的兵役拒否は無罪、韓国最高裁判例覆す

 韓国大法院(最高裁に相当)は1日「宗教的信念による兵役拒否に対する刑事処罰を認めない」とする判決を下した。2004年7月に宗教的理由による兵役拒否者に有罪を宣告した判例を14年3カ月で覆したことになる。この結果、現在全国の裁判所で審議中の930件以上の同様の裁判全てで無罪が宣告される見通しとなった。

 大法院全員合議体は兵役法違反容疑で起訴された「エホバの証人」の信徒(34)に対する上告審で、懲役1年6カ月の実刑を宣告した一審を破棄し、事件を昌原地裁に差し戻した。大法官(最高裁裁判官)13人のうち9人がこの判断を支持した。

 兵役法第88条第1項には、入隊の通知を受けた人物が「正当な理由」なしにこれを拒否した場合、3年以下の懲役に処することが定められている。大法院はこれまで宗教的理由による兵役拒否を正当な理由として認めてこなかったが、今回この判断を覆したのだ。

 判決の理由について裁判長は「良心的兵役拒否者たちに対して一律的に兵役を強要し、刑事処罰を受けさせる行為は、少数者に寛容を示すべき自由民主主義の基本精神に反する」とした上で「宗教的、良心的兵役拒否は正当な兵役拒否理由に該当する」と説明した。

オム・ボウン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/02/2018110200981.html

記事入力 : 2018/11/02 10:32
【社説】宗教的兵役拒否裁判に見る韓国最高裁の空理空論

 韓国大法院(最高裁に相当)は1日、宗教的信念を理由に兵役を拒否するいわゆる「良心的兵役拒否」について、これを処罰できないとする判断を下し、審議を昌原地裁に差し戻した。憲法裁判所は今年6月、宗教的信念による兵役拒否者に対して「処罰」ではなく「代替服務」ができるよう指示し、現行の兵役法を憲法違反とする決定を下した。大法院はここからさらに一歩踏み込み、宗教的信念を兵役拒否の正当な理由として認めたのだ。

 大法院は判決理由について「良心的兵役拒否者に対して一律に兵役を強要し、刑事処罰を加えるのは、少数者に寛容を示すべき自由民主主義の基本精神に反する」と説明した。大法院は2004年、全員合議体の判断で良心的兵役拒否を認めなかったが、それから14年でこの判例が完全に覆された。最近は重大な問題に対する裁判所の判断が次々と覆されているようだ。

 宗教的信念などを理由に徴兵を拒否し、刑務所に収監されるケースは毎年数百件に上るという。彼らを刑務所ではなく消防署や社会福祉施設などで勤務させるべきとする意見があるのも事実だが、現実的にそれが可能かどうかは検討が必要だろう。しかし大法院は今回の判決を下すに当たり、今大韓民国が安全保障上いかなる状況に置かれているか、一度でも真剣に考えたのだろうか。現状は平和が訪れたかのように見えるが、実際は北朝鮮朝鮮人民軍が目と鼻の先から韓国を狙っている。朝鮮人民軍は正規軍だけで120万人を擁し、その上核兵器や生物化学兵器も所有している。

 このように深刻な状況に置かれていない国であれば、今回大法院が判決理由とした「少数者への寛容」も尊重されるべきだろう。しかし大韓民国は今そんなことを言える状況にあるのだろうか。今回の判決を見ると、今この国は安全保障上の危機を現実の問題として受け止めず、完全に空理空論に走っているように思われる。全ての問題が「まさか戦争など起きるはずはない」という心理に基づいて判断が下されているようだ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/02/2018110200982.html

記事入力 : 2018/11/03 09:31
【萬物相】幼稚園化した韓国軍

 韓国軍で警備小隊長を務めていたとき、夕方の勤務を命じられた。訓練がある昼間の勤務は先任の下士官が務めた。上官に、訓練の指揮を下士官にばかり任せてもいいのかと尋ねたら、「小隊長は兵の事故予防のための面談に神経を使え」と言われた。実際やってみると、弟分の兵士から困っていることを聞いてやり、励ますのが仕事だった。

 当時の部下面談では、勤務する哨所を変えてほしいという要求が多かった。「高速道路ばかり見ていて憂うつ」「自分がなぜここにいるのか分からない」といった理由だった。「肉体的につらい」という声はまれだった。大部分は「がんばって勤務しろ」となだめたが、「子どもが苦しがってる」という両親の連絡まで来たら、上層部では「休暇を出せ」と言った。脱走事故よりはマシということだった。

 韓国陸軍の新兵教育隊では、3年間も手りゅう弾の投擲訓練を中止していたという。手りゅう弾の爆発事故で人命被害が生じたことを受けて訓練を中止し、その後、実戦で一度も手りゅう弾を投げることなく除隊する兵士がほとんどということだった。野外訓練で顔に塗る擬装用のドーランも、兵士たちが「肌が敏感だ」といって拒否したらどうしようもない雰囲気だという。軍の幹部らは「自分が軍人なのか、幼稚園の先生なのか分からない」と舌打ちしている。実際、兵士から「おじさん」と言われる幹部もいる。

 韓国軍がこうなったのは、兵士の保護者の過激さも一つの原因だ。少しでも実戦に近い訓練をすると、保護者が陳情を出すという。米軍のように悪天候の中で訓練をするというのは夢見ることもできない。実弾射撃訓練も、実戦の状況とはまるで関係ない、事故予防方式で行う。保護者と小隊長が連絡を取るカカオトークのグループチャットルームまでできた。専門家らは「軍人には精神的自立が欠かせないのに、軍隊に来ても保護者が介入し続けるので独立が難しくなる」と語った。

 韓国軍内部にはびこる保身主義も問題だ。軍幹部らは、訓練の内容ではなく事故時に問責されることをまず心配する。徴兵制の限界だとみる分析もある。英国軍は職業軍人からなり、アルゼンチン軍は徴集兵を中心としていたが、両軍がぶつかったフォークランド紛争では英軍の圧勝だった。8年前の延坪島砲撃挑発で、ヘルメットに火がついたとも知らずに対応射撃を行った海兵隊員もまた、徴集兵ではなく志願兵だった。韓国は、核武装した北朝鮮軍120万と対峙している。そんな国の軍隊が、3年間手りゅう弾の投擲訓練すらしなかったとは言葉を失う。これも全て「米軍がいるから戦争は起きないだろう」という心理が下敷きになっている。しかし2015年の地雷挑発のときには、多くの兵士が除隊を延期して国防の義務を尽くした。こういう兵士の方がはるかに多いと信じたい。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)論説委員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/03/2018110300515.html

でも、翻訳されていない下の記事のほうは、そうした枠を若干はみ出していて、ちょっと興味深いです。「兵役義務の不公平への異議表明」を向ける先が、兵役拒否者ではなく女性に向かう、というのは、それはそれで筋が通っていますしね。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com

見出しで取り上げられているのはイルベですけど、彼らだけの声ではない、ということをうかがわせる内容になっています。

'병역거부' 판결 반발큰데, '환영'하는 일베, 왜?
최지희 기자 입력 2018.11.02 11:49 | 수정 2018.11.02 16:15

종교적·양심적 병역거부에 대해 대법원 전원합의체가 ‘처벌할 수 없다’고 판단했다. ‘군 필자들’은 강하게 반발하고 있다. 그런데 남성의 이익을 중시하고, 여성 혐오 경향을 보이는 인터넷 사이트에서는 이 판결에 환호하고 있다. ‘예상’ 밖의 일이다.

f:id:bluetears_osaka:20181103112459j:plain
지난 1일 오전 서울 서초구 대법원 대법정에서 이른바 ‘양심적 병역거부’ 사건에 대한 대법원 전원합의체 선고 공판이 진행되고 있다. /뉴시스

지난 1일 대법원 전원합의체는 현역병 입영을 거부했다 병역법 위반 혐의로 기소된 ‘여호와의 증인’ 신도 오승헌(34)씨에 대해 "병역의무 강제는 양심의 자유 본질을 위협하는 것"이라며 사건을 무죄 취지로 창원지법으로 돌려보냈다.

2일 극우 성향의 인터넷 커뮤니티인 ‘일간베스트 저장소(일베)’에는 이번 판결에 대해 "남성 인권을 생각하며 처음으로 쏘아 올린 공"이라는 게시글이 올라왔다. 남성들만 ‘독박 국방의무’를 씌워서는 안 된다는 취지다.

‘양심적 병역거부 무죄 판결이 옳은 이유’라는 제하의 글에서 글쓴이는 "국가 존립의 의미로 모든 국민이 군대를 가야되는 건 맞지만, 남성에게만 군대를 강요해서는 안 된다"면서 "남성들만 2년간 군대에서 공(公)노예로 희생되고 있다. 이미 남성들에게만 독박을 씌우고 있는 것"이라고 주장했다. 게시물에는 동의하는 내용의 댓글이 130여개 붙었다.

"애초에 남성만 군복무 시키는 것 자체가 위헌" "모든 국민은 평등한데 그 의무를 남자만 지는 게 말이 되느냐" "이제는 군대에 가는 놈이 바보"라는 의견이 나왔다.

‘독박 병역 반대 집회’를 열자는 제안도 나왔다. 일베 회원들은 "여자들도 군대 징집을 할 계기가 될 것" "1만명 이상 모이면 효과가 있을 것" "정부도 남자들의 이런 시위에 굴복할 수밖에 없다"라며 동조했다.

어떤 이유가 됐건, ‘병역의 의무’ 면제 조항이 생겼다는 점에서 남성주의자들이 환영의 뜻을 나타내고 있는 것이다.

‘독박 국방’에 대한 불만은 여성혐오 커뮤니티에 한정된 이야기가 아니다. 이날 현재 청와대 국민청원게시판에 올라온 "양성(兩性) 모두 국방의무를 져야 한다"는 취지의 글은 50여건에 달한다. 이 가운데 ‘여성도 의무 이행에 동참하도록 법률개정을 해달라’는 게시글에는 8만 3200여명이 동의했다.

청원인은 "징병이 남성에게만 부과되었기 때문에 30년 넘게 저출산은 심각하고 병역자원은 부족한 상황"이라며 "남녀간 차별을 없애려면 여성도 남성처럼 국방 의무를 이행하도록 법률을 개정해달라"고 적었다.

그간 남성들 사이에서 ‘병역거부자’는 이탈자로 간주되어, 부정적인 시선을 받아왔다. 그러나 최근 들어 이 같은 흐름이 역전, 도리어 남성들 사이에서 환영의 목소리가 나오는 것이다. 설동훈 전북대 사회학과 교수는 "병역 의무를 진 남성들 사이에서도 ‘독박 국방은 불공평하다’는 인식이 확산하고 있다"면서 "성대결 양상으로 이슈가 옮아가면서 ‘양심적 병역거부’를 환영하는 목소리도 나오는 것"이라고 말했다.

곽금주 서울대 심리학과 교수는 "그동안 양심적 병역거부자가 소수의 집단이었으나 이번 결정을 계기로 대중들은 사회적으로 인정받은 ‘집단’이 됐다고 받아들인다"며 "일부 남성들 중에선 그 집단에 소속되면 자신에게도 하나의 기회가 올 수 있다는 기대 심리가 작용한 것"이라고 분석했다.

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2018/11/02/2018110201498.html

【坡州の風景】2018年夏、龍尾里1墓地を歩く・その7:自然葬地にさらに足を踏み入れる。

前回の続きです。

blue-black-osaka.hatenablog.com

前回の階段を上りきった地点です。このあたりにも自然葬地が広がっています。

f:id:bluetears_osaka:20180831110354j:plain

1区域の芝生型は前回に見ましたが、1区域にはほかの形の場所もあります。これは造成樹木型。共同墓碑の形が7区域と共通です。

f:id:bluetears_osaka:20180831110542j:plain
f:id:bluetears_osaka:20180831110609j:plain
f:id:bluetears_osaka:20180831110605j:plain

一方のこちらは、前回も見た丸い石板型。こうした形式と造成時期とは通じているはずで、これはかなり新しい墓域です。それまで使われていなかった狭い端地を利用している感がありますね。

f:id:bluetears_osaka:20180831110704j:plain
f:id:bluetears_osaka:20180831110714j:plain

では、こちらはどうでしょう。楕円型

f:id:bluetears_osaka:20180831110519j:plain
f:id:bluetears_osaka:20180831110725j:plain

上り疲れて確認が雑になってしまって、ちゃんと見てなかったんですが、たぶん両者の中間の時期ではないかと…。

まあそれも、せいぜい全部で10年ちょっとくらいの話ですけどね。

f:id:bluetears_osaka:20180831110831j:plain

ここから駐車場を挟んで、さらに自然葬地は続きます。そちらはまた改めて。

映画「1987」から考える:真鍋祐子「韓国の民主主義はなぜ「脆弱」なのか〜強権的な政権が生まれる構造」

うん、さすが真鍋さん、といった感じの論説です。興味深く読みました。

gendai.ismedia.jp

ここに出てくる「記憶の闘争」という点は、やはり依然として韓国社会において根強く、無視できないものです。

ちなみに、ここでは朴槿恵と「5.18」「1987」とを対比させていますが、それらを抑圧した新軍部には独立記念館(全斗煥政権期)と戦争記念館(盧泰愚政権期)という「記憶の闘争」のための装置を生み遺した実績があります。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com

いわゆる「保守」にも、「進歩」にも、その内部ではいろいろ確執や対立があるわけです。二分法で理解しつつも、両陣営をそれぞれ一色に塗りつぶして理解する(したつもりになる)ことは避けなければなりません。「理解」したければ、の話ですが。

1979年の朴正煕大統領暗殺の後、沸きあがる民主化の機運を武力で押しつぶし、光州を捨て石に全斗煥が権力の座についたのは誰もが知る事実であろう。

一方、彼にはクーデターで成立させた政権の正統性をアピールし、盤石なものとするために、「旧時代の誤った気風を果敢に清算」(大統領就任辞)するとして、前政権からの差異化を強調し、朴正煕の背後にいた旧軍部の影響力も排除する必要があった。朴政権の旧軍部に対し、全政権を支える勢力は新軍部と呼ばれた。

旧軍部排除の過程で、青瓦台を去った娘の朴槿恵もまた、自身の支持団体を強制解散させられた。彼女は、子として父の遺業を整理し、父に着せられた汚名をすすぎ、「祖国の近代化」に貢献した功績面が正当に評価され、後世に伝えられることを望んだが、そうした作業を物心で支える支持団体を失い、挫折する。

このように子が亡き親に対して行なう「追慕事業」は、孝倫理が規範化された韓国ではごく自然な顕彰行為だ。彼女の視点に立てば、それが妨げられるのは子として慙愧に耐えず、人権の抑圧とさえ感じられたかもしれない。

支持団体の再結成が許され、追慕事業が始動したのは1988年。民主化運動勢力とひとしなみに朴槿恵もまた、民主化宣言の恩恵で言論の自由を得たということだ。

こうした「名誉の復権」のため、過去30年の間、左右勢力はともに自分たちの「歴史」を描き、正統性を争ってきたが、互いの歴史観は平行線をたどり続け、統合されずにきた。

光州事件以後、地下に潜っていた民主化運動勢力は、分断状況下で抑圧と暴力、軍事文化に踏みしだかれた「民衆」という存在に光をあて、「南韓・反共イデオロギー」に依拠する既存の「国史」に対抗して、分断と分断暴力を否定する反米民族主義的な「民衆史」を定立した。この歴史観金大中盧武鉉の進歩政権の誕生を後押しした。

同じく抑圧されて同時代をすごした朴槿恵も、追慕事業を通じて父の名誉を取り戻そうと踏み出した。これはやがて朴正煕時代を正統化する歴史意識に連なるものだが、自叙伝によれば、彼女がそれを強烈に意識するのは「理念路線も国家観も異なった」盧武鉉政権時であり、「歪曲された歴史を正す」とまで言い切っている。

当時、分断状況の淵源に日本帝国主義を位置づけ、植民地主義批判の立場から親日派清算が推進されていた。満州国で将校を務めた経歴をもち、1965年の日韓条約を強硬に進めた朴正熙も対象とされた。

後に大統領となった朴槿恵は2017年11月14日の朴正煕生誕100年を期して、李明博時代を通じて台頭してきたニューライト系の学者を動員し、歴史教科書国定化に着手する。当然、これには進歩派の学者や教師たちが猛烈に反対した。

いってみれば、朴槿恵がめざした「国史」と民主化運動勢力の「民衆史」は、同じ時代に萌芽し、地下に潜り、そしてまた同じ時代に地上に芽を出し、正史の座を争ったのだ。

これは対抗的な理念路線と国家観に依拠した「記憶の闘争」である。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58167?page=3

「タクシー運転手」や「1987」の制作が始まった朴槿恵政権末期は、反民主的政権に抵抗するろうそくデモの印象で語られがちだが、これは「記憶の闘争」の作用-反作用の過程として、もう少し長いスパンで捉える必要がある。

金泳三政権の1990年代半ば、対抗的な国家観に基づく死者の二つのカテゴリー(軍人と、軍人に対抗して死んだ者)が、どちらも等しく「国家」に殉じた「英霊」として祀られ始めた。〈友/敵〉に区分され、左右に宙吊りにされた死者たちの均衡関係は、進歩政権の10年間で大きく左に傾斜した。その揺り戻しが李明博政権の保守反動化として表出し、朴槿恵時代に大きく右に振り切れたとみるべきだろう。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58167?page=4

左に傾いたものを右に正す、そして、右に傾いたものを左に正す―――それでは、また同じ歴史を繰り返す。だが分断状況下で〈友/敵〉に区分された死者たちが宙吊りにされている限り、「記憶の闘争」に終息はなく、権威主義的な圧力と暴力が温存される。歴史が再びどちらかに傾けば、そこにまた新たな犠牲者が生み出される。

今年6月、「顕忠の日」の追悼辞で、文在寅大統領は「愛国に保守革新なし」「愛国は今日の大韓民国を存在させた全て」と演説した。

これは愛国に殉じた死者たちの二律背反を解消し、「記憶の闘争」に終止符を打つことで、大韓民国でありかつ統一祖国でもある、新たなかたちの国家に死者を「統合」させる、という決意表明である。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58167?page=5

ともあれ、文中に言及されている金杭氏の本も、読んでみるとしますかね。

帝国日本の閾――生と死のはざまに見る

帝国日本の閾――生と死のはざまに見る

韓国の火葬率関連記事拾い読み

「そういえば、今年はまだ火葬率の最新(前年度)の数字をチェックしてなかったな」とふと思ったのですが。

昨年は、保健福祉部から正式にプレスリリースが出たのは12月のことでした。その前に、秋ごろから数字そのものは出回っていましたけどね。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com

今年もどうやら同じようなスケジュールになりそうな予感です。ま、せっかく思い立ったので、関連する記事を拾い読みしときましょう。こうした記事を見る限り、資料は出回ってるっぽいんですけどねえ。探し方が悪いのかもしれませんが、個人的には未見です。

‘화장률 최하위 충남’ 충남도, 화장 장례문화 홍보 나서
권순재 기자 입력 : 2018.08.26 11:10:00

f:id:bluetears_osaka:20181101150147j:plain
2017년 시·도별 화장률 현황. |보건복지부 장사정보시스템 제공

화장(火葬)률 최하위를 기록 중인 충남도가 친자연적 장례문화 홍보에 나선다.

충남도는 보건복지부 장사정보시스템 ‘이(e)하늘’ 통계를 분석한 결과, 지난해 충남지역 화장률은 71.4%인 것으로 집계됐다고 26일 밝혔다.

충남 화장률은 2005년 31.6%에서 2010년 48.4%, 2015년 65.6% 등으로 꾸준히 늘고 있는 추세지만 전국적으로 보면 최하위 수준이다.

지난해 전국 평균 화장률은 84.2%로 충남의 화장률은 제주(69.9%)에 이어 두 번째로 낮다.

충남도는 화장률을 높이기 위해 보건복지부와 한국장례문화진흥원이 주최·주관하는 ‘건전하고 품위 있는 친자연적 장례문화 설명회’를 개최할 계획이다.

또 친자연적 장례문화를 알리는 홍보물도 제작·배부할 예정이다.

충남도 관계자는 “화장률이 낮은 것은 유교사상이 뿌리 깊게 박혀 있는 지역 특성상 화장에 대한 기피 의식이 다른 지역보다 높기 때문인 것으로 보인다”며 “친자연적 장례문화 교육·홍보를 통해 화장 중심의 장묘문화를 확산시킬 수 있도록 하겠다”고 말했다.

지난해 충남지역 사망자 수는 1만5300명으로 지역 화장시설(천안·공주·홍성 20개 화장로)의 연간 최대 화장능력은 1만8360건이다.

http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?art_id=201808261110001

묘지 대신 봉안당으로…지난해 사망자 화장률 84.6%
2016년보다 1.9%p 늘어
전국 봉안당 412곳…공설 봉안당 50% 여유
(세종=뉴스1) 한재준 기자 | 2018-09-24 06:05 송고

f:id:bluetears_osaka:20160208130940j:plain
경남 창원시 시립상복공원에 마련된 임시제례단에서 제례를 올리는 참배객들의 모습.(창원시제공)2018.2.11/뉴스1© News1

장례문화가 달라지면서 매장 대신 화장(火葬)을 선택하는 비율이 매년 높아지고 있다. 지난해 장례 가운데 84.6%가 화장이었다.

24일 보건복지부와 통계청에 따르면 지난해 총 사망자 28만5534명 가운데 화장자는 84.6%(약 24만1561명, 12월 기준 화장률)로 2016년 화장률(82.7%)보다 1.9%p 높아졌다.

우리나라 화장률은 1994년에는 20.5%로 낮았지만 매년 증가세를 보이며 2015년에는 처음으로 80%를 넘어섰다.

2016년 기준 연령대별 화장률은 10대 사망자(98.7%)가 가장 높았으며 △20대 97.7% △30대 96.9% △40대 96.3% △50대 94.3% 등 연령대가 높아질수록 화장률이 낮았다.

성별 화장률은 남성이 85.4%, 여성이 79.5%로 집계됐는데 이는 전체 사망자 중 남성 수가 여성보다 많고, 화장률이 가장 낮은 80세 이상(75.4%) 사망자 수에서 여성의 비율이 높았기 때문으로 풀이된다.

정부는 2022년까지 화장률은 90%까지 끌어올리는 것을 목표로 화장로와 자연장지 등 관련 시설을 확충하는 방안을 추진 중이다.

지난해 12월31일 기준 화장시설은 전국 59개소로 화장로는 350개다. 전체 화장로 중 예비 화장로를 제외한 운영 화장로 301개의 연간 화장능력은 약 32만5080건이다.

화장로는 경남 지역이 41개로 가장 많고 경북과 경기도가 각각 40개, 35개로 뒤를 이었다. 서울은 34개의 화장로가 설치돼있다. 전체 화장시설은 부족하지 않지만 인구가 밀집된 서울, 경기, 부산 등 지역은 수요가 많아 상대적으로 화장시설이 부족하다고 복지부는 설명했다.

화장한 유골을 안치하는 봉안당은 지난해 12월 기준으로 총 412개소다. 봉안묘, 봉안탑, 봉안담은 제외한 수치다. 전국 봉안당 중 공설은 145개소, 법인·종교 등 사설은 267개소로 집계됐다.

공설 봉안당의 봉안 능력은 161만9000구로 현재 89만2000구(안치율 55.1%)가 봉안돼있어 72만7000구의 여유가 있다.

사설 봉안당은 246만4000구를 수용할 수 있으며 현재 29만2000구(안치율 28.1%)가 봉안돼있다. 잔여분은 177만2000구다.

http://news1.kr/articles/?3434138

서울 화장장 포화 … 돈 6배 쓰고 천안까지 원정화장
[중앙일보] 입력 2018.10.01 00:02 수정 2018.10.01 13:05 | 종합 10면
박형수 기자 사진박 형수 기자

지난달 아버지를 여읜 김모(57·서울 서초구)씨는 당시만 생각하면 아직도 아찔하다. 상을 당한 직후 상조회사를 통해 화장장을 예약하려했지만 발인 날짜에 빈 화장로가 없었다. 김씨는 “집 근처에 있는 서울추모공원부터 벽제며 성남, 수원까지 알아봤지만 예약이 꽉 차 있었다”며 “충남에 있는 천안추모공원에 겨우 자리가 나 가까스로 3일장을 치를 수 있었다”고 말했다.

화장률 계속 높아져 90% 육박
원지·벽제 2곳 만으로 감당 못해
작년 천안시설 이용 시민 280명
“박원순 시장, 사명감 갖고 확충을”

서울시민의 원정(遠征) 화장이 해마다 늘고 있다. 서울시가 운영하는 화장시설인 서울추모공원(서울 원지동)과 서울시립승화원(벽제화장터·경기도 고양시)만으로는 서울시민의 화장 수요를 감당하지 못해서다. 대한장례지도사협회가 지난 6월 천안추모공원 이용객의 거주지를 분석한 결과, 서울 거주자의 이용 건수는 2010년 10건에서 2016년 225건, 지난해 280건으로 크게 늘었다. 올해는 5월까지만 226건이다.

f:id:bluetears_osaka:20181101145735j:plain
[그래픽=박경민 기자]

이처럼 서울시민의 원정화장이 늘어나는 이유에 대해 전문가들은 “고령화로 노인인구는 크게 늘고 있는데 화장장 등 장례시설은 확충되지 못했기 때문”으로 분석한다. 보건복지부가 올 3월 내놓은 ‘장사시설 수급 종합 계획안’에 따르면, 사망자의 약 40%는 서울을 포함한 수도권에 집중됐다. 특히 서울은 당장 2020년부터 화장시설 부족이 예상된다며 ‘우선 확충’ 지역으로 꼽았다.

이필도 을지대 장례지도학과 교수는 “서울시민의 화장률은 이미 90%에 육박하고 있는데, 화장시설은 화장률 50% 시대에 머물고 있다”면서 “윤년이 돌아오는 2020년에 화장 수요가 폭증하면 화장 대란이 일어날 게 뻔하다”고 지적했다.

박태호 대한장례지도사협회 연구위원은 “이미 2015년 초반부터 상당수 서울시민이 시립 화장시설 예약에 어려움을 느껴 수원과 용인 등 경기도의 시설을 이용해왔다”면서 “서울의 원정화장 대란은 이미 시작된 일”이라고 강조했다.

혐오시설인 화장장을 확충하는데 미온적인 지자체의 태도도 또 다른 원인으로 꼽힌다. 박태호 연구위원은 “서초구 원지동에 있는 서울추모공원의 경우, 주민 반대에 부닥쳐 완공까지 10년이 걸렸고 원래 20기로 예정됐던 화장로도 11기로 줄여야 했다”고 설명했다. 그러면서 “서울의 고령화 속도 등을 감안하면 2~3년 내에 서울추모공원 규모의 화장시설이 더 필요한데, 정작 시에서는 이에 대한 논의조차 없다”고 지적했다.

원정화장은 유가족들에게 경제적으로도 부담이 된다. 현행법상 화장시설은 지역민 편의시설이어서 타 지역 주민들이 이용할 경우 비용을 비싸게 받고 이용시간도 제한한다. 서울시민의 경우, 시가 운영하는 서울시립승화원이나 서울추모공원은 12만원에 이용할 수 있지만 경기도 용인이나 강원도·충남의 시설을 이용할 때는 70만원을 내야 한다. 경기도 성남·수원, 인천광역시 소재 화장시설에서는 100만원을 지불해야 한다. 여기에 원거리 운구에 들어가는 비용까지 포함하면 경제적 부담이 더욱 커진다.

원정화장으로 인한 유가족들의 물리적·경제적 부담이 커지고 있지만 당분간 시설이 확충될 가능성은 거의 없다. 서울의 한 사립대 교수는 “화장장은 대표적인 기피·혐오시설이라 부지 선정부터 지자체와 주민 간 갈등이 극심하다”면서 “유력한 대권 주자인 박원순 시장이 굳이 이런 위험 부담을 떠안으려 하지 않을 것”이라고 말했다.

박 연구위원은 “제3 화장장 건립은 지금 당장 논의를 시작해도 완공까지 빨라야 5년, 길면 10년 걸릴 일”이라며 “3선에 성공한 박 시장이 정치적 판단이 아닌 행정적·실무적 차원에서 사명감을 갖고 시작해야 한다”고 말했다.

이에 대해 서울시의 한 관계자는 “서울연구원에서 제3 화장장 설립의 필요성을 담은 연구보고서를 작성했지만, 아직 윗선에는 보고가 되지 않은 것으로 알고 있다”고 설명했다.

박형수 기자

https://news.joins.com/article/23008284

中央日報の上の記事中に見える天安追慕公園、火葬場と納骨堂が集まった大規模な葬墓施設で、私は2011年に一度訪れているのですが、ここではちゃんと記事にしてなかったようです。あの時は寒かったなあ…。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com

[수도권] "화장장, 기피·혐오 시설 아닌 복지시설"

f:id:bluetears_osaka:20181101150438j:plain

Posted : 2018-10-02 09:49
YTN라디오(FM 94.5) [수도권 투데이]

□ 방송일시 : 2018년 10월 2일 화요일
□ 출연자 : 이필도 을지대 장례지도학과 교수

◇ 장원석 아나운서(이하 장원석): 우리나라의 장묘 문화는 매장 중심에서 화장 중심으로 급격하게 변화하고 있습니다. 국민 10명 가운데 8명 이상이 화장을 선택하는 현실인데요. 하지만 이에 비해서 화장장이 부족합니다. 화장장을 구하지 못해서 4일장이나 5일장을 치르거나, 몇 배나 비싼 비용을 감수하고서라도 다른 지역 화장장을 이용하는 경우도 많다고 합니다. 오늘 이 내용, 이필도 을지대 장례지도학과 교수와 함께 다뤄보겠습니다. 이 교수님, 안녕하세요.

◆ 이필도 을지대 장례지도학과 교수(이하 이필도): 안녕하세요.

◇ 장원석: 장례 문화가 확실히 많이 달라진 것 같습니다. 수치만 봐도 그런데요. 보건복지부하고 통계청이 발표한 자료를 보니까 매장을 하지 않고 화장을 하는 비율이 지난해 기준 84.6%. 이제 화장 문화가 완전히 자리 잡았다고 볼 수 있는 건가요?

◆ 이필도: 네. 우리나라 전통적으로 매장 중심의 묘지문화가 이제는 화장 문화로 완전히 전환되었다고 할 수 있습니다. 그리고 화장 이후에 봉안당이나 수목형 자연장이 천천히 자리 잡고 있다고 볼 수 있습니다.

◇ 장원석: 화장 문화가 빠르게 자리 잡게 된 이유가 따로 있을까요? 요즘에는 어르신들이 마음의 준비를 하실 때 미리 말씀해주시는 경우도 있더라고요.

◆ 이필도: 네. 화장에 대해서 미리 유언을 남기는 경우도 꽤 있고요. 우리 사회가 화장 문화가 자리매김하는 데에 있어서는 몇 가지 이유가 복합적으로 작용하고 있습니다. 그중에서 첫 번째로 보면 도시화·산업화 되고, 특히 가족구조가 핵가족화 됨에 따라서 조상의 묘지를 관리하기가 어렵다는 부분들입니다. 그래서 편리하게 조상 분묘를 관리할 수 있는 것이 화장 문화가 보편화된 거고요. 또 두 번째로는 법제도적인 부분이 있습니다. 한시적 매장제도를 도입해서 묘지를 쓰더라도 기본 30년을 해서 1회 연장해서 60년을 쓰게 돼 있죠. 그리고 또 우리 국민인식이 바뀜에 따라서 국토환경이라든지 자연환경에 대한 인식이 강해졌어요. 그래서 환경친화적으로 장사시설도 설치하자는 부분이 있고요. 마지막으로 경제적인 이유도 따르는 거죠. 편리하고 경제적으로 할 수 있는 장례방법이 뭐냐, 해서 매장에서 화장으로 우리가 정착하게 되는 그런 것들이 우리 사회에 보편화되어 가고 있습니다.

◇ 장원석: 여러 가지 요인들이 복합적으로 작용하면서 우리나라 화장 문화가 빠르게 자리를 잡았는데. 그런데 이렇게 화장 문화는 자리를 잡고 있는데, 우리 동네에 화장장이 들어선다. 만약 이런 애기를 들으면 반대하는 분들이 여전히 많잖아요.

◆ 이필도: 네. 화장 문화로 바뀌는 국민 인식은 바뀌었는데요. 여전히 바뀌지 않는 것은 이른바 소위 님비현상이라고 하는, 화장은 느는데 화장을 할 수 있는 시설은 절대적으로 부족한 부분들입니다. 그래서 특히 서울을 비롯한 수도권에 화장장이 절대적으로, 서울에 두 군데, 성남, 수원, 인천, 용인 이런 정도로 가지고 있으니까 실질적으로 화장이 이만큼 늘면 각 시군에 한 개씩 정도의 화장장이 있어야 하는데도 불구하고 전국적으로는 59개 소의 화장장밖에 없는 거죠.

◇ 장원석: 지금 말씀해주신 대로라면 수도권에 화장장이 6곳, 화장로도 경기도와 서울 합쳐서 70개 조금 넘는 정도. 숫자만 봐서는 잘 감이 오지 않거든요. 많이 부족하다고 봐야 할까요?

◆ 이필도: 장례식장이랑 비교해보면 알 수 있습니다. 장례식장은 우리나라에 1000여개 소가 있습니다. 그래서 장례식장이 부족한 부분들은 아닌데 화장을 하면 화장로 수가 실제적으로 서울에 160명이 돌아가시는데 화장을 하면 화로가 30여개 소밖에 안 되니까 절대적으로 부족한 부분이고. 또 우리 장례문화가 실제적으로 발인을 하고 화장을 오전에 치르게 돼 있어요. 그래야 오후에 화장 이후에 유골을 안치하러 갈 수 있는 시간적 여유가 되거든요. 그런데 그것이 한 화장로에 6회 내지는 7회 하는, 세계 유례가 없습니다. 사실 보통 3~4번 해야 화장로도 기계이기 때문에 견딜 수 있고 실제적으로 이런 부분들이 자리 잡는데, 절대적으로 수요에 비해서 공급 화장시설이 부족하다 보니까 이런 현상이 생기는 거죠.

◇ 장원석: 그래서 서울에서 상을 당했는데 성남, 수원은 말할 것도 없고 천안, 세종까지 가서 화장로를 이용하는 일이 많다고 하는데. 지금 노인인구가 안 그래도 크게 늘고 있는 상황 아니겠습니까. 보건복지부도 '장사시설 수급 종합 계획안'을 내놓았는데 사망자의 40%가 서울을 포함한 수도권에 집중된다고 해요. 당연히 인구가 많으니까 그런 것 같은데. 이 역시 화장장 문제와 고령사회 문제가 밀접하게 연관이 있다고 봐야겠군요?

◆ 이필도: 예. 고령사회가 되면 아무래도 인구가 고령화되다 보니까 사망자가 늘게 돼 있고요. 그런 사망자가 과거에는 매장도 일부 있었고 화장도 있었는데, 80% 이상이 화장을 하니까 화장시설이 절대적으로 부족한 부분들이고. 또 이것에 대해서 우리가 미리미리 대비해야 하는 부분들로 가져와야 합니다. 인구 가족구조가 변함에 따라서 고령화사회에서 화장 문화는 필수적이고 화장 시설들이 필수적으로 있어야 하는 부분들이죠.

◇ 장원석: 특히나 겨울과 환절기에 고령층 사망빈도가 높다 보니까 겨울에도 화장 신청건수가 더 높아진다고 하는데, 올 겨울에도 이런 상황이 당연히 예정되고요. 그리고 2020년에 화장시설 부족이 크게 예상돼서 대란이 온다, 이런 이야기가 있던데 그건 왜 그런 건가요?

◆ 이필도: 당해 연도에 돌아가신 분들을 화장하는 데에 있어서는 어떻게 되는데, 지금 우리 사회가 기존의 묘지, 한 1500만 개의 묘지들이 있습니다, 우리 조상분묘들이. 이제 관리하기 어렵다 보니까 이른바 개장이나 이장하는 수요들이 늘어납니다. 그런데 우리 민족이 대체적으로 이장·개장을 윤달이 있는 날 하거든요. 그러다 보니까 화장수요도 그때 집중되면 이른바 대란이 일어나는 부분들이죠. 그래서 개장유골의 화장 수요가 아마 2020년 정도 되면 대폭적으로 늘어날 걸로 저희들이 예상하고 있습니다.

◇ 장원석: 그래서 2020년에 대란이 우려된다고, 교수님 포함해서 전문가들이 얘기하고 있는 거군요. 그러면 요즘에 그렇게 개장하는 경우가 많습니까?

◆ 이필도: 요즘 개장하는 경우 많죠. 왜냐면 조상분묘가 이번 성묘 때도 가보시면 가족끼리 모이고 가장 핵심 화두가 되는 게 우리 증조부라든지 고조부의 묘지를 어떻게 후손들이 관리할 거냐. 그러다 보니까 한곳에 모아놓고 전체적으로 관리할 수 있게. 그러면 해답은 화장밖에 없거든요.

◇ 장원석: 그렇군요. 그래서 시기를 저울질하다 보면 2020년에 많이 할 것으로 예상되고.

◆ 이필도: 네. 윤달이 있는 해에 가장 많이 하게 돼 있죠.

◇ 장원석: 그렇군요. 최근 장례비용은 얼마나 드나요? 왜냐면 지체가 화장장하고 화장로를 운영하지 않습니까, 관리하고요. 그러다 보니까 서울에서 화장을 못하신 분들아 다른 지역으로, 이른바 원정화장을 하게 되는데 이때 돈이 많이 들어서 장례비용이 더 부담이 된다고 하더라고요.

◆ 이필도: 그래서 화장비용을 차별화해놓은 이유가요. 서울시민들이 서울에 했을 때는 10만 원인데 타 시군 성남이나 다른 시군에 가서 하게 되면 100만 원 정도까지 듭니다. 그 이유가 어디 있느냐면 자기 지역에 화장시설을 짓자는 거거든요. 그런데 그런 부분들 약간의 이익추구라든지 화장하는 데에 있어서 차별화하는 부분으로 가져갔는데. 어떻든 우리나라 장례비용에 대해서 소비자보호원에서 최근에 조사한 게 2014년도에 조사한 부분이 있습니다. 630명을 대상으로 했는데 실제적으로 1400만 원 정도 듭니다, 한 사람이 장례를 치루는 데 있어서. 그중에는 많이 들어가는 부분이 음식비용이 포함돼 있고요. 또 하나 많이 드는 게 화장비용도 그렇고 화장 이후에 우리가 납골이라고 하는 봉안이라든지 수목장을 하는 데에도 많은 비용들을 요구하고 있는 거죠.

◇ 장원석: 그렇군요. 이 부분도 지역에 몇 개 없기 때문에 원정화장을 가는 경우는 부담이 큰데요. 서울시가 운영하는 화장시설은 서울추모공원, 서울시립승화원이 있는데 이게 지금 수요를 감당하지 못하고 있다는 것 아니겠습니까. 그렇기 때문에 시설이 부족하면 더 지으면 되는 것 아니냐. 이렇게 단순히 말씀하시는 분도 있지만, 이게 그렇게 어려운 일인가요?

◆ 이필도: 그래서 서울시내에 각 구별로 적어도 인구규모로 보면 다른, 동경 같은 데는 열 군데 이상이 있는 거고요. 사설화장장도 있습니다, 실제적으로. 그런데 우리 같은 경우 서울에는 적어도 서너 군데는 있어야 합니다. 지금 대표적으로 벽제라고 하는 서울시립승화원이 고양시에 가 있거든요. 그리고 원지동에 하나, 최근에 지었는데 원지동 추모공원을 지을 때만 하더라도 근 10년이 걸렸습니다. 그러다 보니까 화장장 하나 짓는 부분들이 실제적으로 건축을 하는 데는 1년 정도, 많이 걸려야 2년 안에 충분히 설계해서 지을 수 있는데 이런 부분들이 문제가 되고 있는 거죠. 그래서 어느 시군이나, 특히 경기도 내에 화장장을 짓는다면 지역주민들이 반대해서 짓기 어려운 부분입니다.

◇ 장원석: 이렇게 반대하는 분들의 목소리가 있고 또 그것을 이해하지 못하는 건 아니에요. 다들 공감하는 부부이지만 그것을 잘 융통성 있게 해결한 사례가 2012년 문을 연 경주 화장장 아니겠습니까. 그런 모범사례를 벤치마킹해서 다른 지역에도 할 수 있는 방법은 없을까요?

◆ 이필도: 그래서 시군마다 몇 군데는 경주뿐만 아니라 인제라든지 이런 시군에서, 구미라든지 이렇게 지은 데가 있습니다. 근본적으로 장사시설, 화장시설은 우리가 복지시설로 인식해야 합니다. 내가 가야 할 곳이라고 생각해야 하는 거죠. 다른 사람이 아니라 자신이 나중에 사후에 이용할 수 있는. 저는 살아서도 이용할 수 있는 시설이라고 생각합니다. 선진국 같은 경우 이런 시설을 공원화해서 현대화하고 종합화해서 복지시설화 하는 겁니다. 특히 장례시설이 들어서면 그 주변이 개발되고 발전돼서 지역주민과 또 돌아가신 분 유가족들이 같이 윈-윈하는 게임을 할 수 있도록 우리 사회가 관심을 집중하고 거기에 투자도 해야 하는 부분들로 생각하고 있습니다. 그런 사례가 지방자치단체마다 몇몇 군데 생겨나고 있고, 또 그렇게 선진국으로부터 벤치마킹을 해서 이런 부분들로 가져가고 있습니다. 아마 제가 알기로는 원지동에 추모공원이 들어선 후에 서울시민들 인식이 많이 바뀌었다고 생각합니다. 가보신 분들은 이런 시설이면 우리 지역에 와도 되겠다, 하는 인식들로 많이 바뀌고 있는 거죠.

◇ 장원석: 복지시설로 인식해야 한다, 나도 언젠가 활용할지 모르니까. 화장률이 100%에 가까운 일본 오이타현 화장장이 지역 명소로, 아까 모범사례 설명해주신 것처럼 자리 잡았다고 하는데 우리도 굉장히 적극적으로 해결책을 모색해야겠네요. 오늘 말씀 잘 들었습니다. 고맙습니다.

◆ 이필도: 감사합니다.

◇ 장원석: 지금까지 이필도 을지대 장례지도학과 교수였습니다.

https://www.ytn.co.kr/_ln/0103_201810020950354268

金貸し業者・日本学生支援機構のやり口をご覧ください。

この記事、制度面の問題を指摘しているのはもちろんですが、そこに収められている日本学生支援機構サイドの「言い草」が何といってもポイントですね。「法的に問題はない」という彼らの主張の妥当性だけでなく、彼らが究極的に何のために存在している「機構」なのか、よく見ておいた方がいいと思います。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com

奨学金、保証人の義務「半額」なのに…説明せず全額請求
諸永裕司、大津智義 2018年11月1日05時26分

f:id:bluetears_osaka:20181101122204j:plain
国の奨学金 返還請求の流れ

f:id:bluetears_osaka:20181101122931j:plain
「分別の利益」を承認した旨を伝える日本学生支援機構の文書

 国の奨学金を借りた本人と連帯保証人の親が返せない場合に、保証人の親族らは未返還額の半分しか支払い義務がないのに、日本学生支援機構がその旨を伝えないまま、全額を請求していることがわかった。記録が残る過去8年間で延べ825人に総額約13億円を全額請求し、9割以上が応じたという。機構の回収手法に問題はないのか。

 機構は奨学金を貸与する際、借りた本人が返せない場合に備え、連帯保証人1人(父か母)と保証人1人(4親等以内の親族)の計2人が返還義務を負う人的保証か、借りた本人が保証機関に一定の保証料を払い、返せない時に一時的に肩代わりしてもらう機関保証を求める。最近は半分近くが機関保証を選んでいるが、約426万人の返還者全体でみると7割近くが人的保証だ。

 法務省によると、この場合、連帯保証人は本人と同じ全額を返す義務を負うが、保証人は2分の1になる。民法で、連帯保証人も含めて複数の保証人がいる場合、各保証人は等しい割合で義務を負うとされるためだ。「分別の利益」と呼ばれる。

 しかし機構は、本人と連帯保証人が返せないと判断した場合、保証人に分別の利益を知らせずに全額請求している。その際、返還に応じなければ法的措置をとる旨も伝えている。機構によると、2017年度までの8年間で延べ825人に全額請求した総額は約13億円で、9割以上が裁判などを経て応じた。機構は本人が大学と大学院で借りた場合などに2人と数え、「システム上、正確な人数は分からない」としている。

 一方で、機構は保証人から分別の利益を主張された場合は減額に応じている。ただ、件数や金額は「(機構の)財産上の利益などを不当に害する恐れがある」として明かしていない。

 こうした回収手法について、機構の担当者は「法解釈上、分別の利益は保証人から主張すべきものと認識している。主張せずに全額を払い、肩代わり分を連帯保証人らに求めることもできるため、選択は保証人に委ねている」と説明する。

 これに対し、昨年の民法の大幅見直しで法制審議会(民法部会)幹事を務めた山野目章夫・早大法科大学院教授(民法)は「全額を払うよう求めること自体は違法ではないが、一般に法知識のない保証人に分別の利益を伝えないまま全額回収するのは妥当でない。奨学金事業を担う公的機関として社会的責任を問われるだろう」と指摘。取材に応じた専門家の多くも同様の見解だ。

 機構を所管する文部科学省の担当者は「全額請求は法令上、誤ったものとは認識していない。ただ、分別の利益について丁寧に説明するなど、機構が検討する余地はある」と話す。(諸永裕司、大津智義)

日本学生支援機構・遠藤勝裕理事長の見解

 国の奨学金の保証人は、未返還額の半分しか支払い義務はない――。それを伝えないまま日本学生支援機構が全額を請求していることについて、遠藤勝裕理事長に10月25日、見解を尋ねた。

 ――「分別の利益」を伝えずに保証人に全額請求するのは妥当か。

 「法的に問題はない。奨学金の原資は税金で、全額回収する責任がある。保証人から分別の利益を言われれば半額にしている」

 ――なぜ伝えないのか。

 「奨学金を貸与する際、人的保証を選ぶのは毎年、約25万人。全員に伝えるには膨大な事務作業がいる」

 ――全額請求の際に保証人に伝える考えは。

 「もう少し親切にというのもわかる。分別の利益が現実に問題となるのは法的措置に入るところなので、その前に保証人に伝えるのは一つの大きな改善点だと思う」

 ――人的保証制度についてどう考えるか。

 「経済力のない年金生活者などが不幸になる事態は避けたい。そのため、人的保証を廃止し機関保証に一本化したい。奨学金制度に関わる文部科学省財務省などに理解を求めたい」

記者の視点 諸永裕司

 「分別の利益」を主張しない保証人からは全額を回収し、主張した保証人には減額に応じる。自ら進んでは伝えない――。日本学生支援機構の回収手法は、国と個人の情報格差を考えれば公正とは言いがたい。その結果、法知識を得た一部の保証人だけが半額になる不公平が生じている。

 機構は、保証人が全額払った後で、本人や連帯保証人に肩代わり分を求められると説明する。だが、機構や委託した債権回収会社ですら回収できなかったのに、保証人が取り戻せるとは考えづらい。

 連帯保証人と保証人をともに立てる仕組みは、政府系や民間の金融機関ではほとんど例がないという。人的保証制度は奨学金が創設された戦中の1943年から変わらない。保証人の親族まで巻き込む人的保証制度は見直すべき時期にきている。

https://www.asahi.com/articles/ASLBY56YWLBYUUPI003.html

「分別の利益」知らせず奨学金を全額請求、専門家は批判
諸永裕司、大津智義 2018年11月1日09時10分

f:id:bluetears_osaka:20181101124435j:plain
分別の利益とは

 奨学金の保証人は本来、未返還額の半分しか支払う義務はない――。日本学生支援機構はなぜ、そのことを保証人に知らせないまま全額請求しているのか。専門家はどうみるのか。

 機構は2004年に日本育英会から改組した後、金融の専門家を含む有識者会議の提言に基づいて金融の手法を採り入れた。以来、独立行政法人として毎年、回収率を厳しく問われている。

 全額請求について、担当者はこう話す。

 「奨学金事業は、学生時代に貸した分を卒業後に返してもらい、次世代の原資に回すことで成り立つ。保証人の方々は、本人と連帯保証人が払えなければ返すと約束いただいている」

 税金が投入されている事業で、分別の利益を認め、本人や連帯保証人からも回収できずに事実上の債権放棄をすれば、また税金で穴埋めすることになる。「それで国民の理解が得られるでしょうか」

 識者の間でも回収が重要であることに異論はない。ただ、その手法に対して、取材した専門家からは批判の声があがっている。

 新潟県弁護士会による保証についての実務書の執筆に携わった鈴木俊(つよし)弁護士は「法律の知識によって負担が半分になったりならなかったりするのは公平でない。分別の利益を伝えず、国と個人の情報格差に乗じて利益を得るのは不適切だ」と批判する。

 民法を専門とする学者や民法に詳しい弁護士の多くも次のような認識で一致する。「機構は、保証人が分別の利益について知らないであろうことを知りながら全額請求して利益を得ていることになり、公正ではない」

 昨年の民法改正に携わった山野目章夫・早大法科大学院教授は「奨学金の保証人は連帯保証人より責任を軽くするために設けられたとみられる。その保証人に分別の利益を伝えずに全額請求するのは制度の趣旨にそぐわない。そうしたやり方を続けると奨学金事業そのものへの信頼が失われ、事業の安定的な運営にもマイナスではないか」と話す。

 一方、内閣府消費者委員会委員長を務めた河上正二・青山学院大教授(民法)は「機構の対応が適切かという疑問は理解できるが、民法の解釈からは、伝える義務があると批判まではできない。ただ、保証人の保護は昨年の民法改正でも柱の一つで、情報提供について今後考えていくことは必要だ」と話す。

 そもそも機構の解釈が誤りだ、という意見もある。平野裕之・慶大法科大学院教授(民法)は「分別の利益を保証人が主張するしないにかかわらず、保証人の債務は契約時点で半分になると解すべきだ。機構は、もともと半額の債務しか負わない保証人に全額を請求しており、過大請求にあたる」と指摘する。

 機構によると、過去8年間で9割以上が全額請求に応じ、これまでに合意した返還計画や和解内容を変更したことはない。奨学金問題対策全国会議事務局次長の西川治弁護士は「今後、すでに返した半額分の払い戻しや減額を求める保証人が出てくれば、訴訟になる可能性もある」とみる。(諸永裕司、大津智義)

分別の利益

 民法では、複数の保証人がいる場合、各保証人は等しい割合で義務を負う、とされる。奨学金の人的保証制度では、借りた本人の債務を連帯保証人1人(親)と保証人1人(4親等以内の親族)の計2人が保証する。連帯保証人は本人と同じ全額を返す義務を負うが、保証人は支払い義務が2分の1になる。

https://digital.asahi.com/articles/ASLBN4HVYLBNUUPI003.html

引き取り手のない遺骨の一時保存先:千葉県市原市のケース

んー。どこが批判されるべきなのか、イマイチよくわからないのですが…。

引継ぎがされなかった点、長期間放置されていた遺骨があった点は、確かに問題かもしれません。が、少なくとも散逸したりどれがどれかわからなくなったりしてたわけではなく、ちゃんと市の管理下に保管されてはいたわけです。市役所の庁舎内に保管してても、例えば斎場の建物の一室に保管してても、たいして違いはないと思うのですが、後者であればこんな言われ方はしてなかったのではないでしょうか。

「ロッカーに保管」と言ってもなあ。韓国の例なら色々見てきましたけど、無縁遺骨の保管場所なんて、大体そんなもんですよ。

例えば水原蓮花場だとこんな感じです。

blue-black-osaka.hatenablog.com

千葉・市原市 ロッカーに遺骨57体 生活保護受給者ら
毎日新聞 2018年10月31日 09時43分(最終更新 10月31日 11時09分)

f:id:bluetears_osaka:20181031153817j:plain
遺骨が保管されていたロッカーと同型のロッカー=千葉県市原市役所で、加藤昌平撮影

 千葉県市原市生活保護受給者や身元が分からない人の遺骨57体を庁舎内のロッカーに保管していたことが同市への取材で判明した。保管が3年以上に及んだ遺骨もあり、同市は厚生労働省に「不適切だった」と報告。識者は「死者を冒とくする行為だ」と指摘している。【加藤昌平】

 独り身で遺体の引き取り手がない生活保護受給者や身元不明者の遺体は生活保護法や墓地埋葬法などに基づき市区町村が火葬から埋葬まで行うことになっている。同市は斎場で火葬後、引き取り先を探す間、遺骨を庁内の一室のロッカーで保管。この部屋には就労支援員4人が常駐し、生活保護や就労支援の相談に応じ、ロッカーは入り口付近にあった。3カ月ごとに合葬墓に移すことになっていたが、2017年4月に担当者が代わった際に引き継ぎがなされず、庁舎内に保管されたままになっていたという。

 毎日新聞が入手した遺骨の一覧表によると、54体は16~17年に火葬され、00、11、14年に火葬された遺骨も各1体あった。市によると、00、11年の2体は火葬後に遺族が保管していたが埋葬されないまま遺族が死亡したため17年までに市が引き取った。14年の遺骨は遺族に引き取りを要請したが、引き取られないまま保管された。

 市民から指摘を受けた市は17年9~10月、57体を合葬墓に移し、同11月からマニュアルを作って、火葬業者が遺骨を合葬墓に届ける仕組みに変えた。

 生活保護法には、火葬から納骨までにかかる費用を市区町村と国が負担する「葬祭扶助」の規定がある。一方、保管期間や保管場所などの規定はない。厚労省保護課によると、同市から今年6月、「外部の人が出入りするところで保管していたのは不適切だった」と報告があった。同市生活福祉課の担当者は取材に「(遺骨を)長く保管してしまったことや保管場所などが多少行き届いていなかった」と釈明している。

 生活保護問題対策全国会議代表幹事の尾藤広喜弁護士は「必要最低限の生活を保障する生活保護法の趣旨に照らせば、死後の扱いをないがしろにされて良いわけではなく適切ではない」と話している。

https://mainichi.jp/articles/20181031/k00/00e/040/181000c

少なくともこのケース、「死者を冒とく」とか「死後の扱いをないがしろ」とかいった表現を軽々しく使うのはちょっと控えたほうがええんとちゃうの?と思いました。

何といいますかねえ、これの〈改善策〉が「保管遺骨は合葬墓へ直行&火葬遺骨は葬祭業者を通じて斎場から合葬墓へ直行」ということみたいなんですけど、それで遺骨の扱いの丁重度が増したと言えるんですか?よくわからんです。

ちなみに、市原市の場合、「納骨堂」は遺骨の一時保管(1年単位)のための施設、「合葬墓」は個別の遺骨を納骨壇で20年安置したのちにいわゆる「合葬」をして永代供養するための施設、という分け方になっているようです。「合葬墓」の納骨壇は有料で抽選にもなってるみたいですから、上に出てくる遺骨はたぶん、その段階をすっ飛ばして合葬・埋蔵されるんでしょう。

ま、良し悪しは別にして、行政的には「業務が合理化された」と言えるでしょう。

不幸があったとき 市原市

f:id:bluetears_osaka:20181031160952j:plain
f:id:bluetears_osaka:20181031161124j:plain
f:id:bluetears_osaka:20181031161215j:plain